体温を上げる方法と効果ガイダンス | 食事やサプリメント・運動や冷え症改善について
漢方で体温を上げる
男性に比べて女性の方が筋肉量が少なく熱生成が弱いために冷え性となります。しかし、最近の男性も細身な男性が増えてきたため冷え性の人が増えてきたといわれています。末梢の血流に関係する自律神経が最も影響を受けやすいため冷え性になるのです。
冷え症には様々な対策がありますが漢方薬も効き目があります。漢方は体温を上げる効果がとても高く冷え性には良い方法です。しかし、漢方は個人差によって冷え性のタイプが違うのでそれぞれに適した漢方薬が処方されます。
漢方の診察では西洋医学的な診察に加え「四診」という独自の診察をします。四診とは「望診・問診・聞診・切診」といった五感をフル活用して患者を診察していく方法です。この診察の結果で「証」という漢方的な診断がされ、その「証」に基づいて漢方薬が処方されるのです。しかし、全ての医師が「四診」の診察方法を行うとは限らず、普通の一般的な診察で漢方を処方する場合もあります。
一方「気・血・水」も大切です。「気・血・水」は体の不調はどこなのかを探るためのものさしでもあります。
私達の体は「気・血・水」の要素が体中をうまく循環することによって健康が維持されていますので不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに病気、不快症状、障害が出てくると考えられています。
漢方では「四診」で「証」と「気・血・水」を診察することにより、冷え性のタイプが分かるので漢方の処方箋を決めていきます。
自分に合った漢方薬を処方してもらうには、担当医師としっかりコミュニケーションをとり、自ら生活改善や食生活を改め、ストレスを解消することが大切なのです。
がんと冷え性
「冷えは万病のもと」とよく言われていますが、冷えの原因である低体温は癌の原因でもあります。体温が下がると様々な病気を引き起こすことが分かっており、その逆で体温を上げると病気の改善や病気予防につながると言われています。
特に低体温の人は癌発症リスクをかなり高めることがいわれています。癌細胞が一番増殖しやすい温度は35℃だそうです。その逆で癌細胞が苦手とされる温度は39.5℃~41℃ぐらいと言われています。癌と闘う免疫力や酵素を活性化させる温度も37℃付近だそうです。体温が1℃下がると免疫力が37%落ちて基礎代謝は12%落ち、体温が平熱より1℃上がると免疫力は5倍に上がるそうです。ですから体温が高いといかに病気予防につながるかが分かります。癌を予防するには免疫力を高め、自然治癒力を高めることです。
癌細胞が発生する要因は生活習慣、食生活の乱れ、加齢、ストレスなどが挙げられます。癌細胞は強い細胞ではなく、自分の心掛け次第で治すことが出来るのですから、恐怖心や心配することはありません。気真面目すぎたり、強いストレスがある人などは半身浴で体を温めたり、食生活を改善したり、熱を奪われないよう被服の着用、継続的な運動をしたりするなどで副交感神経をできるだけ高めてあげることによって癌などの病気は自分で防ぐことができるのです。
癌だけでなく、他の病気予防のためにも基礎体温のアップを心掛けましょう。
妊娠と冷え性
冷え性の人は不妊症や流産の原因になりやすいです。体温は妊娠ととても深く関わっています。体温が低いと血行が悪いため、卵巣に酸素や栄養が行き届かないため卵巣の機能が低下するのです。卵巣が生き生きと働くためには十分な栄養が届かなければいけないので、バランスのとれた食事や規則正しい生活をして冷え性を改善し妊娠しやすい体作りをしていきましょう。
まず、体温を上げるには、エアコンがついている部屋に長時間いないことです。クーラーがついている部屋に長時間もいると深部体温まで下がり更に冷えが助長されます。もしいなければいけない状況にある場合は、腹巻きや靴下、マタニティ用のガードル、ひざ掛けなどを利用しましょう。体を締めつける服装も血行が悪くなるので余りよくありません。ゆったりとした服装が良いでしょう。冷え体質になってしまうとお腹が張ったり、早産・流産などのリスクも高まりますから十分に気を付けましょう。
食事も大事なキーワードです。サラダよりも温野菜、冷たい飲み物より温かい飲み物のように、体の内側から温める食事にしましょう。根菜類や黒い色の食材、寒い地方や秋冬に取れる食材は体をポカポカとあたためてくれるので料理で積極的にとることです。
お風呂はシャワーで簡単に済ませるのではなく湯船にゆったりとつかるように心掛けましょう。ぬるぬるの半身浴で、20分~30分ぐらいはゆったりお湯につかりましょう。血行が良くなると体温も上がり冷え性も改善されます。自分の好きな香りの入浴剤を入れたりしてリラックスしましょう。
体温を上げて冷え性を改善し、赤ちゃんを迎え入れる体を作っていきましょう。
ストレスを解消して体温を上げる
職場の人間関係や家族間の悩み、仕事、親戚、友人、学校の悩みなど、現代人はあらゆるストレス社会で生きているようなものです。私達はストレスが続くと、イライラしたり、落ち込んたり、無気力になるだけでなく、体が重く感じたり、食欲がなくなったり、逆に過食になったり、お腹が痛くなったりするなど「心」と「体」にも健康上、悪い影響を及ぼしています。
例えば胃潰瘍やうつ病、自律神経失調症、円形脱毛症、ノイローゼ、癌などもストレスが原因の一因にあるといわれています。過度なストレスは自律神経のバランスを崩し血流障害の原因となります。そうなると細胞に新鮮な酸素や栄養素が十分に運搬されずに代謝が低下し冷え性になるのです。
ですから体温を上げるには緊張せずにリラックスすることです。ストレス解消には運動をしたり、ゆったりとした入浴法や趣味をもつのが良いでしょう。
運動といっても激しい運動ではなく、ウォーキングや軽い体操、マッサージなど自分が無理しないで楽しく続けられる運動が良いでしょう。体を動かせば、血行もよくなり自然と体温を上げることが出来てダイエットにも役立ちます。
入浴はシャワーだけで済ませるのではなく、半身浴をしたり、自分の好きな香りの入浴剤をお風呂に入れたり、足湯など入浴の時間を自分のリラックスタイムと考えるような楽しい入浴をしましょう。
自分が継続的に続けられる正しいやり方でストレスを解消して冷え症を改善しましょう。
質の良い睡眠で体温を上げる
冷え性の人は寝つきが悪かったり安眠できない人もいます。冷え症と睡眠は密接な関係があり、体温を上げるには良質な睡眠をとることも必要なのです。冷え性はどのような人のことを指すのでしょう。
冷え性の人というのは定義があり「体における熱の産生が少ない人」とされています。主にやせ型、胃腸が弱い、運動不足、筋肉量の少ない人、ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経が乱れている人などが冷え性の人です。睡眠の役割とは脳を休息させ、体の疲労をとる効果があるので睡眠時間は健康であるためには必要不可欠な時間です。
睡眠不足に陥ると血行が悪くなり更に冷え症を助長させ、自律神経が乱れます。
睡眠の「ゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯があります。それは午後10時~午前3時までの間に睡眠をとると新陳代謝が高まるので、この時間帯には必ず就寝したいですね。髪の毛や美肌作り、ダイエットにも効果的で疲労が回復する度合いもこの時間とされています。
体が冷たくてなかなか眠つけないなら、寝室の温度・湿度、寝具の種類・枚数、パジャマ・肌着などを調節したり、湯たんぽを利用すると安眠できます。
夕飯に具だくさんの味噌汁や雑炊をメニューにするのも安眠効果があります。根菜類は体を温める作用があり、ネギは眠りを誘う効果がある硫化アリルを多く含んでいる上に冷え性にも良いです。ゴマに含まれる、トリプトファンとメチオニンは睡眠の質を高める働きがあるビタミンB群やカルシウムも豊富です。
入浴も大事です。就寝前に入る事をオススメします。冷えを防ぐだけでなく、自律神経がリラックスし体内リズムがうまく調整されることで自然な眠りを誘います。熱いお湯よりぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。その方が体が眠る準備を整えてくれます。
足を少し高くして寝るのも冷え性の人には良いです。下半身に溜まった血液を循環させる事ができるので、体温低下を防ぐ事ができ安眠できます。
睡眠不足は冷え性の他にも体に様々な障害を及ぼします。自分で出来る安眠方法で質の良い睡眠をとりましょう。